観葉植物の水やりの基本

観葉植物の水やりの基本

更新日:2022年3月19日
公開日:2020年12月12日
観葉植物の水やり

観葉植物を初めて育てる際に枯らしてしまう一番の原因は水やりの失敗だそうです。さらに言うと水が足りないことよりも水をあげ過ぎたことによる失敗が多いそうです。ここでは観葉植物初心者の方が初めにつまずく水やりの基本について説明したいと思います。

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多くの植物にとって良い土の状態とは?

まずは植物にとってどういう土の状態が良いのかを押さえておきましょう。植物の根は水分や栄養分を吸収する他に呼吸もしています。そのため水分が全く無い状態が良くないのはもちろんですが、水分が過剰になって空気がない状態も根にとって良くありません。水分が過剰な状態が続くと必要な酸素が足りなくなり、根腐れの原因になります。また、酸素が足りないと嫌気性の菌(酸素を必要としない菌。逆は好気性)が増えます。嫌気性の菌は植物にとってマイナスであることが多く、臭いの原因にもなります。

こういったことから、①水を与える。②ある程度乾いて空気が入る。③水を与えると同時に老廃物などを押し流す。というサイクルを繰り返し、水と酸素を供給することが植物を健康に育てるポイントになります。
このような植物に良い循環を作り出すには土の状態も重要になりますが、それはまた次回の記事で説明したいと思います。

あげる水の量

水やりは必要な水分を供給すると共に老廃物などを押し流す効果もあるので、鉢底から水が流れ出るくらいしっかり与える必要があります。余分な水は下から流れ出るので、あげ過ぎを気にする必要は基本的にありません。逆に中途半端に水をあげてしまうと土の一部だけに水が届き、一部は乾燥し過ぎてしまうことがあります。それを防ぐためにも鉢底から流れ出るくらいの量を土全体に浸透するように与えてください。

お皿を使って水やりをしている場合は溜まった水はその都度捨てるようにしてください。水を溜めておくと先に説明した理由から根腐れや臭いの原因になります。

重くてその都度水を捨てれない場合は?

理屈は分かったけど、現実問題として水やりの度に溜まった水を捨てるのは困難だということもあると思います。その場合は、鉢底から少しだけ水が出てきて、少しだけ溜まるくらいの量をあげてください。次回の水やりの時には乾いて無くなっているくらいの量であれば溜めていてもそこまで害はありません。逆に水やりの度に水が溜まって増えていってるのであれば水の量が多過ぎか、水やりの頻度が多過ぎです。
ただし、このやり方はあくまで次善の策です。何回かに1回はベランダなどでたっぷりの水を与えてあげてください。

水をあげるタイミング(頻度)

水をあげるのに良いタイミングは、土が適度に乾いてきたタイミングです。土が乾くには根が水分を吸う必要があります。植物は葉からの蒸散によって水分の多くを消費すると言われているので、蒸散が多い=たくさん水を吸うと思っていいです。ではどれだけ蒸散するかというと、植物の種類、温度、光の量、風、葉の多さなど多くの要素で変わります。基本的には温度が高く、光が多く、風があって、葉が多い方が蒸散が増えます。また、根が少ないといくら蒸散が多くても水を吸う力が小さいので土の渇きも遅くなります。

ということで、環境や品種、株の状態によって土の乾くスピードは全く変わってきます。4日に1回というように画一的に水やりの頻度を設定することは実はかなり無茶なことです。慣れてくると土を見ただけである程度タイミングを図ることができるようになるのですが、それまでの間は以下の方法をオススメします。

水やりチェッカー(SUSTEE)

一番オススメなのはSUSTEE(サスティー)を使うことです。水やりのタイミングを色の変化で教えてくれるので、水やりの失敗をかなり減らしてくれます。一度使ってご自宅の植物、環境での水やりのタイミングが分かってくれば、後々はサスティーを使わなくてもよくなるでしょう。水やりの感覚を掴むまでのサポートアイテムとしてはかなりオススメしています。

持った時の重さ

慣れてくると鉢を持った時の重さの違いで土が乾燥しているかどうかが分かる様になってきます。土を見て判断するより重さで判断する方が簡単という方も多くいます。ただし、初めは重さの基準を持っていないはずなので、やはりサスティーなどを使って基本的な水やりのタイミングとその重さの違いを把握していくのをオススメします。

まとめ

以上が水やりの基本になります。今回は福樹園で生産しているフィカスなどの定番品種を想定した内容になります。多くの植物がこの考え方で水やりをして問題ありませんが、品種によってはエバーフレッシュの様に加湿気味で管理した方がよかったり、逆に乾燥気味に管理した方がいい品種などもあります。今回の内容を基本としつつも、育てる植物の特性もキチンと押さえた上でアレンジしてみてください。

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