フィカス・ウンベラータ

フィカス・ウンベラータ
学名:Ficus umbellata
科名:クワ科
属名:フィカス属
原産地:熱帯アフリカの低地

フィカス・ウンベラータはクワ科フィカス属・ゴムの木の仲間です。
花言葉は『すこやか』『永遠の幸せ』で、結婚のお祝いや出産のお祝いなどに贈られる事の多い縁起の良い植物です。
また愛情や幸せを表すハート形の葉はとてもかわいらしく、室内を一気におしゃれに見せてくれます。
おしゃれなルックスは、近年では多くのインテリアショップやカフェなどで見かけるようになりました。
管理もしやすく、大きな葉がボリュームもあり広いオフィスや、リビングに飾るのにもぴったりの植物です。

ウンベラータの特徴と育て方

置き場所

フィカス・ウンベラータは光を好む植物なので、室内の場合は窓際などの光の入る場所に置くことをお勧めします。
窓際に置くスペースを確保できなくても退隠性があるので、通常の室内の明かりがあれば問題ありません。
沖縄の真夏の外に出すと日差しが強くて一度葉っぱが焼けますが、すぐに新芽が出てくるので心配ありません。
新しく出た葉は日差しに強いので、そのまま外に出したままで大丈夫です。
鉢植えの場合は土が乾くのが早くなるため、水やりの頻度が多くなるのでご注意ください。

水やり

フィカス・ウンベラータはお水が大好きな植物ですが、季節によって水やりの頻度が変わってきます。
春から秋は、土の表面が乾いたら鉢底から抜けるほどのたっぷりの水を与えましょう。
冬は生長が緩やかになるため、土の表面が乾いて2~3日してからたっぷりと与えましょう。
水やりのポイントは、季節によって頻度が変わりますが、与えるときは鉢底から出るくらいたっぷりと与えることです。

温度

フィカス・ウンベラータは、アフリカ原産の植物なので暖かい場所が大好きです。
なるべく寒暖差の少ない場所、室内に置いてあげると良いでしょう。
冬場の窓際は寒暖差が大きいのでなるべく避けてあげましょう。気温は10℃を下回らなければ十分管理できできます。

肥料

春から秋にかけては、月に一回程度の置き肥を与えると元気に生長します。

病気や害虫

フィカス・ウンベラータは、乾燥や水のやりすぎで病気や害虫などのトラブルが起きることが稀にあります。葉の表裏にハダニ(0.5㎜ほどの小さな赤いクモのような虫)が付くことがあり、夏・秋に多く発生します。
ハダニは水に弱い為、葉に木酢などで霧吹きなどをし、予防しましょう。
日当たりや風通しの悪い場所では、カイガラムシ(白い綿のようなもの)が付きやすくなります。もし付いてしまったらまず歯ブラシなどで綺麗に取り除き、その後殺虫剤の散布を行ないましょう。
フィカス・ウンベラータはうどん粉病にかかりやすい植物で、室内の風通しが悪かったりするとカビが原因で葉っぱに白い粉がついたようになります。他の病気に比べわかりやすく、症状が初期の場合なら、その葉っぱだけを取り除いて様子をみましょう。
うどん粉病をそのままにしておくと、光合成の妨げとなり生長不良を起こし枯れてしまうので注意しましょう。

剪定

フィカス・ウンベラータは、どんどん枝を伸ばす生長の速い植物です。
長く育てていると段々と枝が伸びてきますので、一年に一回程度、剪定(カット)をしてあげると樹形をキレイに維持できます。
フィカス・ウンベラータは沖縄では年中剪定しても大丈夫ですが、その他の地域では、気温の高い時期の方が新芽が吹きやすく、剪定しても上手くいきやすいです。
また、室内に置いてある植物はどうしても生力が落ち気味になります。そうすると剪定しても枝が枯れやすくなる為、できれば剪定をする2週間〜1ヶ月程度の期間、外に出して生力を戻してあげると新芽が吹きやすくなります。同じ様に、剪定する2週間前くらいに肥料を与えてやると、より植物の勢いがまして剪定が上手くいきやすくなります。
剪定する場所は葉っぱの残ってるところから枝を切るという事が重要です。
切った位置に葉っぱが1枚以上残るようにしましょう。
これは、葉っぱを残すことで、その枝まで水を吸い上げれるようにする為です。
この葉っぱがないとその枝は枯れる確率が高くなります。
気温や湿度などの環境がよく、植物自体に勢いがあれば葉っぱがなくても大丈夫な場合はありますが、家庭で管理している場合はほとんどその条件を満たさないので、葉っぱを残して切ることが重要です。剪定をする際は、残さず全部の枝を切ってあげると仕上がりがよくなります。
ゴムの木は、幹に傷がついたり葉が折れたりすると樹液が出てきます。皮膚や衣服につかないよう、手入れをするときはエプロンや手袋を着用し、新聞紙などを敷いて行ってください。

増やし方

フィカス・ウンベラータは生長が速く、枝がぐんぐん伸びていきます。年に一回程度、樹形を整える為剪定(カット)を施すと良いのですが、その時カットした枝で簡単に挿し木で増やすことができるので、是非挑戦してみてくださいね。フィカス・ウンベラータの挿し木の方法は、深さが10㎝以上の鉢に土を入れ、十分に湿らせておき真ん中に指で穴を開けておきます。元気のある枝の先端部分を10㎝程度カットして、新芽ではなく硬い葉を1枚残し根元に発根剤をつけ3~4㎝程度穴へ植えます。植えた後はたっぷりと水をあげ、根が鉢に回るまで水を切らさないようにしてあげてください。数週間で根が回り、新芽が次々と出てきます。気温は25℃~30℃程度、多湿が理想です。温度が高い方が発根の勢いやスピードが速いので暖かい季節に増やすことをお勧めします。

鉢替え

大きく成長したら鉢を替えてあげましょう。
株が成長して大きくなってくると、それに合わせて土の中の根っこも広がっていきます。そうすると、段々と鉢の中が根っこでパンパンになってきますので、頃合いを見てもっと大きい鉢に替えてあげてください。
購入して1年〜1年半経った頃が目安です。植え替える時は、元々の土を出来るだけ崩さない様にして、周りに新しい土を足す様なイメージで行なってください。
根っこが傷んでたり、根詰まりを起こしている時に元ある根っこを切って間引くテクニックもありますが、枯れるリスクもあるのでオススメはしません。